骨粗鬆症は骨折の最大の危険因子であり、骨折発生後は年齢とともに上昇傾向にあります。
早期診断による適切な予防・治療が必要です。

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が脆くなり、骨折しやすくなる病気です。
日本には約1280万人以上の骨粗鬆症患者さんがいるとされています。

正常な背骨の縦断面  

骨粗鬆症の背骨の縦断面

骨粗鬆症の分類

原発性骨粗鬆症
 - 閉経後骨粗鬆症
 - 男性における骨粗鬆症
 - 特発性骨粗鬆症(妊娠後骨粗鬆症など)

続発性骨粗鬆症
 - 「遺伝的素因・加齢・生活習慣・閉経」の4つ要因以外に
  骨粗鬆症を引き起こす特定の原因が認められる場合をいう
  (例:ステロイド骨粗鬆症)

なぜ骨粗鬆症になるのか

骨は常に新陳代謝(作って(骨形成)、壊す(骨吸収))を繰り返して骨を健康に保ちます。
骨粗鬆症はこのバランスが崩れることにより起こります。

女性は骨粗鬆症になりやすい

骨粗鬆症の80%以上が女性といわれています。
エストロゲン(女性ホルモン)が骨吸収を緩やかにして骨からカルシウムを溶け出すのを抑制してくれます。閉経期を迎えると女性ホルモンの分泌が低下し、急激に骨密度が低くなってしまうのです。

骨粗鬆症マネージャー

■骨粗鬆症マネージャーとは
日本骨粗鬆症学会が定めた教育プログラムを受講し、学会認定の資格試験に合格することで学会認定の「骨粗鬆症マネージャー」資格を得ることができます。(学会が指定する国家資格を有する医療職が対象となります)

■骨粗鬆症マネージャーの役割
骨粗鬆症マネージャーは、骨粗鬆症の啓発・予防・再骨折の予防・円滑な治療を行うためのサポート(連携など)といった、医師と患者様を繋ぐコーディネーターの役割を担います。

当院では骨粗鬆症マネージャーがおります。
骨粗鬆症でお困りのことがあればお気軽にご相談ください。